映画『フィッシュマンズ ザ・ロング・シーズン・レヴュー』

よくフィシュマンズのライブに行っていた友人二人と観に行った。

タイトルにあるように「ロング・シーズン」がメインなんだろうけど、

もうちょっと編集の仕方がうまくできなかったのかしら、と思ってしまった。

だから観ているはじめのほうは、「そんなに佐藤さんの映像があるんなら見せて

よ！」と思ったり、

観ている間いらいらする箇所もいくつかあったけど

ＡＳＡ−ＣＡＮＧをまじえた「ロングシーズン」のライブ映像にはドラムの

心地よさ、すさまじさを感じた。

茂木さんのドラムのすごさと、ＡＳＡ−ＣＡＮＧのセッションに鳥肌がたった。

始めのほうはライブ映像の合間に差し込まれる映像に「うーん…」

と思っていたけど、「ロングシーズン　山崎版」をみているうちにカタルシスが

上がったのか、鑑賞後はそういった合間の映像のいらいらした部分も

帳消しになってしまった。

でもやっぱり佐藤伸治の不在が浮きぼりになった。ところどころに映る佐藤さん

の姿に「ああ、この人はもう現実には存在しないんだ…」と再確認した。

そしてＤＶＤの『男たちの別れ』をすごく買いたくなった。