漫画ざんまい
- タナカカツキ『オッス!トン子ちゃん』
- 吉野朔実『Piriod 2巻』
『トン子ちゃん』を読んでいて感じたのは
「ああ、自分もこういう気持ちの頃があったなぁ」と。
他人に牙をむいていた、人を見下していた時期が。
(今もかもしれないけど)
『トン子ちゃん』の状況は90年代後半〜00年代の自分と重なる
部分があった。それに反して作者の意図だろうけど、80年代漫画タッチ
がうまくかみあっていて、良かった!
『アマリリス』は完結!もう桃田さんと赤井君のすれちがいコメディが
読めないことは寂しいけど、ちょっとラストが性急すぎた感があるものの、
読んでいて楽しかった!でももう続きが読めないのはさみしいな。
『PIRIODO』はハル君が厳しい状況になって、それに反してヨキ君が
無邪気を装ってはいるものの、邪悪さがより浮き彫りにされて、
今後どうなるんだろうか、と気になる。恐るべき子ども、ヨキ。
読んでいて感じたのは、これだけいろんな事を悟ってしまう、ハル君
が大人になった時どうなるのだろうか、ということ。
父からの虐待と教師からのいじめ。そして恐るべき子ども・弟ヨキの存在。
でも教師に言い返せるくらい強いハル君なら・・・と思ったり。