映画『ブリキの太鼓』
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 1999/03/25
- メディア: DVD
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十年くらい「借りたいけど、ま、いいか」といつもスルーしていた作品。
衝撃的な映画だった。
ストーリーは
時は1920年代、ところはポーランドで、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人、ユダヤ人などが混在する港町ダンツィヒ(現グダニスク)。3歳の誕生日を迎えた少年オスカルは、母アグネスからブリキの太鼓を買い与えられる。アグネスはドイツ人の父アルフレートと結婚していたが、いとこのポーランド人ヤンと不倫を重ねていた。大人たちの醜い世界に嫌気がさしたオスカルは、階段から落ちることで自らの成長を止め、太鼓を叩きながら奇声を発することで周囲のガラスを破壊する能力を得る。ナチスの台頭が町を脅かす中、密会を重ねるアグネスはついにヤンの子どもを身ごもり、自殺。16歳を迎えるも幼い容姿のままのオスカルは、家にやってきた同じ年齢の使用人のマリアと性交を果たす。しかしマリアは父アルフレートの後妻におさまり息子を設ける。失意のオスカルは、かつて友情を育んだ小人症のサーカス団長ペプラの一座と一緒に、さすらいの旅に出る……。
アマゾンより引用。
あ。引用部分をみると、オスカルはマリアとセックスしてたのか…。
ただ戯れているだけかと思った。
生まれたときから大人より大人であっただろう、主人公オスカル。
でもオスカルはずるがしこく、嘘泣きしてマリアの気をひいたりして、
性格もあまりよろしくない。
成長しないままのオスカルは他人には「子どもらしい、無垢なるもの」
とみられるが、恐るべき破壊力を持っている。
母と密会するヤン。
マリアと情事する父。
母を誘惑するブリキのおもちゃ屋店主。
みな「性的なるもの」をオスカルに見せた(というかオスカルが見ちゃうんだけど)報復なのか、時代的なものもあるんだろうけど、悲惨。
音楽も印象的でこの映画の怖さを強調させている。
履歴をみたら、『地獄に堕ちた勇者ども』の音楽の人だったので、納得。