映画 『風花』
- 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
- 発売日: 2001/08/24
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相米慎二監督作品。
どちらかというと嫌いだった監督。でもいまは違う。
「長回し」で有名な監督とか。
でも観ていてそれほど苦ではなかった。
年をとるとともに長回しに耐性ができてきたのかなぁ。
帰る場所を失った孤独な若手キャリア官僚とピンサロ嬢の姿を描いたロードムービー。
goo映画よりストーリー引用
キャリア官僚を浅 野 忠 信 が演じているんだけど、
浅野がギンブチ眼鏡をかけ、グレーのダサいスーツを着ると
「あ、こういうおっさんいる!」というリアリティと
浅野のダサさ(わたしの中では浅野はオサレな人、という位置づけです。
文庫版写真集を持っているくらい好きな俳優)
がないまぜになって、いろんな意味でこの性格の悪い役の浅 野 忠 信はイイ!!
ストーリーとしては、小泉演じる百合子の故郷・北海道に娘に会いに
浅野演じるレンジと二人で行って、門前払いをくって、
お酒飲んで、最後は…という話なんだけど、
そのありふれたストーリーに、飽きることなく観てしまった。
途中、夢なのか、薬の飲みすぎなのか、小泉がピエロみたいな
夢遊病者のような変な踊りをする長いシーンに、「んん??」
と違和感があるくらいで。
相米監督のほかの映画は『台風クラブ』と『お引越し』しか観たことないけれど、
『台風クラブ』でも中学生が大雨のなか踊って裸になるシーンとか
あったし、こういう作風なんでしょうか。
特典映像のなかで相米監督が
観ている人に印象になるシーンになんなきゃダメなんだよ!
と演技指導していて、たしかに妙に残像が残る映画でした。