ネットカフェで 森下裕美 『大阪ハムレット』

最悪の気分でネットカフェで読んだ『大阪ハムレット

家族のちょっとした気遣いや、セリフに涙。


女の子になりたい小学生の子が、おばあちゃんの住む島でだけ女の子

になる話、母親と叔父さんがいい仲になるユキオくんの話、

バレリーナの先生と5歳の少女とその母親の話、などが印象深かった。


ネカフェを出たときは気分が上向きになって、空を久しぶりに見上げた。

昨日の雨はどこへ、というくらい真っ青な空に雲が動いていて、

ただそれだけでも美しい。