映画 『我が至上の愛 アストレとゼスラン』
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2009/09/26
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
E・ロメールの遺作。
公開時に観たいなぁ、と思ってDVD化(レンタル)されるのを待っていたけれど、レンタル屋でみないので、映画館で先々週観た。
あらすじは
アストレ(女)とセラドン(男)は恋人同士。
でも行き違いからセラドンは入水自殺をするも
どこかの国のお姫様に見初められて、軟禁される。
軟禁から脱出したセラドンはアストレに会おうにも会えず、
野宿生活をすることに…。
機会があり、アストレと出会うセラドンは…?!
ざっくりしたストーリーは上記のような感じ。
映画館の発行のペーパーに作家の大島真寿美さんがロメールについて書いているのだけれど、大島さんによると
ロメールの登場人物は「思い込み」の人
とのこと。
セラドンが自殺をした事に涙しないアストレを「冷たい人間」となじるセラドンの兄。
べつに 泣かない強さもあるだろうに…。と思いましたが。
ラストでアストレとセラドンは思わぬ形で再会するけど
『アストレ、なんで愛した男が間近にいるのに気づかないのー?』
と観ながらツッコミをいれずには観ていられない、登場人物にオイオイ!と言いたくなる映画でした。
何も考えずに気楽に観れる映画で、観た後「おおざっぱに生きるほうが幸せだろうなぁ」と思いました。