映画 『我が至上の愛 アストレとゼスラン』

アストレとセラドン 我が至上の愛 [DVD]

アストレとセラドン 我が至上の愛 [DVD]

E・ロメールの遺作。

公開時に観たいなぁ、と思ってDVD化(レンタル)されるのを待っていたけれど、レンタル屋でみないので、映画館で先々週観た。

あらすじは

アストレ(女)とセラドン(男)は恋人同士。
でも行き違いからセラドンは入水自殺をするも
どこかの国のお姫様に見初められて、軟禁される。
軟禁から脱出したセラドンはアストレに会おうにも会えず、
野宿生活をすることに…。
機会があり、アストレと出会うセラドンは…?!



ざっくりしたストーリーは上記のような感じ。


映画館の発行のペーパーに作家の大島真寿美さんがロメールについて書いているのだけれど、大島さんによると

ロメールの登場人物は「思い込み」の人

とのこと。

ラドンが自殺をした事に涙しないアストレを「冷たい人間」となじるセラドンの兄。

べつに 泣かない強さもあるだろうに…。と思いましたが。


ラストでアストレとセラドンは思わぬ形で再会するけど

『アストレ、なんで愛した男が間近にいるのに気づかないのー?』

と観ながらツッコミをいれずには観ていられない、登場人物にオイオイ!と言いたくなる映画でした。

何も考えずに気楽に観れる映画で、観た後「おおざっぱに生きるほうが幸せだろうなぁ」と思いました。