本 『東京タワー オカンとボクと、時々オトン』読了
- 作者: リリー・フランキー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2005/06/28
- メディア: 単行本
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読み始めて、6時30分に読み終えた。
リリーさんが高校時代のあたりから読み始め、オカンと東京で一緒に住む
あたりから止まらず、徹夜。
最後は涙、涙で枕が涙でぬれていた。でもどこか「作っている」感を感じて…しまった。
豊崎由美もたしか、TVブロスの書評欄で「いい作品か、創っているのか、判断に迷う」
というような事を書いていたけど、なんとなく私も感じてしまった。
ただフィクションでもノン・フィクションでも、感動と「母親の存在意義」
を読者である私に再確認・再認識させてくれた作品であることに違いはない。
私も根っからのマザコンで、「世界で一番恐ろしいことは、母親の死」と
常々おもっていたので、リリーさんの気持ちはすごく沁みた。
友人はりりーさんがお骨を食べたことに「ちょっとびっくりした」
と言っていたけど、私は亡くなったオカンにキスしていたことにちょっと
びっくりした。
また母親の実家とリリーさんの故郷が近いせいか、筑豊弁というのでしょうか、
その話し方が懐かしく、祖母や叔母に会いたくなった。
やっぱり方言はいいなぁ