本 『東京タワー オカンとボクと、時々オトン』読了

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

派遣仲間Bちゃんに借りていたリリーさんの『東京タワー』を夜中の2時から

読み始めて、6時30分に読み終えた。

リリーさんが高校時代のあたりから読み始め、オカンと東京で一緒に住む

あたりから止まらず、徹夜。

最後は涙、涙で枕が涙でぬれていた。でもどこか「作っている」感を感じて…しまった。


豊崎由美もたしか、TVブロスの書評欄で「いい作品か、創っているのか、判断に迷う」

というような事を書いていたけど、なんとなく私も感じてしまった。


ただフィクションでもノン・フィクションでも、感動と「母親の存在意義」

を読者である私に再確認・再認識させてくれた作品であることに違いはない。




私も根っからのマザコンで、「世界で一番恐ろしいことは、母親の死」と

常々おもっていたので、リリーさんの気持ちはすごく沁みた。

友人はりりーさんがお骨を食べたことに「ちょっとびっくりした」

と言っていたけど、私は亡くなったオカンにキスしていたことにちょっと

びっくりした。



また母親の実家とリリーさんの故郷が近いせいか、筑豊弁というのでしょうか、

その話し方が懐かしく、祖母や叔母に会いたくなった。


やっぱり方言はいいなぁ